XやFacebookと並ぶ日本のSNSへ!mixi2開発チームに聞いてみた(後編)
MIXIの藤崎氏、岩野氏へのインタビュー、後編をお届けする(前編はこちら)

UX・UIデザイン担当の藤崎宏司氏(左)と企画・プロデュース担当の岩野成利氏
他のSNSと併用してもらい共存できる
――これまでメディアは記事を読者に届ける経路としてSNSを重視していました。それがいまSNSが難しい場になり、メディアも悩んでいます。mixi2としてメディアとの関係についてはどのようにお考えですか?
岩野氏:段階的にいくつかステップがあると思っています。まずユーザーが使う状態を作り、その後企業の公式アカウントが使えるようになり、さらにメディアの方々にも使ってもらえるようになるという順番で考えています。
コミュニケーションツールを作ろうとしているので、まずはユーザーの繋がり、そこに企業、それを発信してくれるメディアの方々をサポートする流れです。
我々の調べでは、mixi2は他のSNSよりも数倍投稿率も高く、反応をもらう率も高いという状態になっています。安心してコミュニケーションできる状態が成立しつつあると思います。
面を取るという意味ではまだまだユーザーを増やしている段階なので、Xと平行利用していただきたいところではありますが、我々の作っているコミュニティは有効に使っていただけると思います。
――なるほど、コミュニティに企業アカウントが参加してもらうのも賑わいとして重要ですね。海外展開についてはいかがですか?海外ともつながると楽しそうという側面と、どこの国かもわからないアカウントに乱されたくないとの思いと、ユーザーとしては両面ありますが。
岩野氏:海外の話はすでに出ていて、いずれは海外でも使えるようにしていきたいと思っています。ただ、繋がりたい相手と繋がるという設計なので、日本の方々が日本人とだけ繋がりたいと思うならそれも可能にしていくような設計を取っています。
グローバルでコミュニケーションを取りたい人は制限なくグローバルでコミュニケーションを取れるという、いいとこ取りができるようなネットワーク設計になっているので、その精度を高めていくつもりです。

――ユーザーの使い方次第、ということですね。他のSNSとの関係についてはどうお考えですか?さっきは併用との話も出ていましたが、他のSNSをやっつける、ということでもないのでしょうか?
岩野氏:勝負するくらいのユーザーボリュームは目指していますが、カバー範囲が違うと思っています。最終的にも今のSNS市場は、インスタはキラキラしたところで使って、ニュースはXでという人もいます。そういった形で様々なSNSを使うだろうと思っています。
mixi2としては、Xやインスタを使って得た情報で、おしゃべりしたい時に使ってもらえればと思っています。積極的に他のSNSのリンクを貼ることもできるので、面白い情報は友達と喋りたいとなったらmixi2を使っていただければと思っています。
知り合いとのコミュニティ、知らない人のタイムライン
――少し意地悪な質問ですが、XはTwitterだった頃も炎上が時に起こって何の騒ぎだと見に行ったり、バカッターと呼ばれたお馬鹿な投稿がバズったり、そういう人間の邪悪な側面も受け止めて伸びていた気がするんですね。mixi2にも実はそういう要素が必要だったりしないでしょうか?
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