「セクシー田中さん」報告書の記事に書かなかったこと、あとから考えたこと

「セクシー田中さん」について起こったことを、日本テレビ、小学館双方から報告書が出た。これについて一度記事にしたが、悩ましい・・・
境 治 2024.06.07
サポートメンバー限定

日本テレビ、小学館それぞれが「セクシー田中さん」の一件について公表した報告書が話題になっている。あちこちのメディアでいろんな人々がさまざまに記事を書いている。かくいう私もプレジデントオンラインに記事を書き、昨日、6月6日朝に公開された。↑トップ画像はそのタイトル部分のキャプチャーだ。

いつもの記事に比べるとものすごく考えて、報告書に何度も目を通し、いろんな配慮もして書いた。ポイントは、会社同士の揉め事なのに、原作者と脚本家という個人の対立になってしまったことがよくない、ということだった。

ただ配慮しすぎてタイトルとは別の意味で「ふんわり」した記事になってしまったかなと反省している。何に配慮したかというと、記事の最初に書いているが、この件に関係した特定の人物が攻撃されないようにすることだ。だが配慮しすぎて批判しているはずの両方の会社への切先も鈍くなってしまったかもしれない。

もっとはっきり書けばよかったかもしれないし、記事が公開された後で考えたこともあるので、もう一度書いてみようと思う。ただ、オープンな状態で書くのは憚られるので、ここから先は会員限定としたい。

※それぞれの報告書へのリンクを貼っておく

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、2918文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
ダウンタウンも講談社もドコモも、テレビはいらなくなった〜じわじわ加速す...
サポートメンバー限定
11月25日、ネット広告の問題をメディア目線で議論する勉強会を開催しま...
サポートメンバー限定
NHK ONEでは、知る権利に賞味期限ができたらしい
サポートメンバー限定
なぜWBDは自分で自分を売却するのか?〜日本にもいずれ来る「放送=お荷...
サポートメンバー限定
企業から出演を断られ続けた『魔改造の夜』はなぜ出演希望が殺到する番組に...
サポートメンバー限定
10月29日(水)映画『揺さぶられる正義』の上田大輔監督をお招きする勉...
サポートメンバー限定
NHKから届いた回答書を解読したら、NHK ONEはサブスクサービスだ...
読者限定
StoryHubがビッグイベントをやるというので、StoryHubで記...