兵庫県知事選を左右したのは結局はテレビだったのでは?(だから選挙報道すべきという話)

昨日、東洋経済オンラインに都議会議員選挙とメディアについてこのような記事を書いた。
都議会議員選挙の報道をテレビがちっとも放送しないがネット任せにしていいのか、という内容だ。その中で、あらためて兵庫県知事選挙を振り返りテレビとYouTubeでそれぞれ斎藤元彦氏や兵庫県知事選挙をどれくらい伝えたかのグラフを載せた。編集部できれいなグラフにしてくれたが、元はこれだ。

エムデータ社のテレビデータと、エビリーのYouTubeデータから作成
選挙期間中にテレビの選挙報道がパタリと止み、スキマを埋める形でYouTubeでの選挙関連の動画視聴回数が増えている。選挙について知りたいのにテレビでやってないからYouTubeを見るのも当然だ、との論旨だ。開票後、斎藤氏再選に驚き、テレビもYouTubeも大騒ぎになった。
実際、この時開票後に各局が報じたのは、高齢層がYouTubeやSNSを見て考えが変わった、との街頭インタビューだった。投票を決めた情報をネットで得た人が多かったこともアンケート調査などから明らかになった。「SNS選挙」と呼ばれテレビと新聞は「オールドメディア」呼ばわりをされた。
ただ、データを9月から見ると気になったことがある。上の記事でも触れたが、9月のテレビ報道で斎藤元彦氏についての放送時間がものすごく多いのだ。あらためて、稲村和美氏についての放送時間と比べてみよう。
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