発表!2024年、メディア界最大のニュースはやはりアレだった
12月19日の勉強会+忘年会に向けて読者の皆様に呼びかけた、2024年メディア界重大ニュース投票。こちらで選んだ10大ニュースの中から3つを選んでもらうものだった。候補をあらためて紹介しよう。
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能登半島地震で問われたインフラとしてのメディア
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Netflix1000万人など映像配信サービス成長
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選挙をネットが動かす
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SNSとネット広告荒廃
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日本コンテンツ海外で躍進
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テレビ局再編へ
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生成AI活用本格化
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新聞業界危機
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テレビCM新商品登場
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NHKがネット本来業務へ
19日に開催した勉強会(+忘年会)ではお酒も飲みながら、投票結果を3位から1位まで発表した。まず第3位はこちら!チャチャ!
これについてはMediaBorderでも様々に記事にしてきた。SNSの荒廃を象徴した「セクシー田中さん」の原作漫画家の痛ましい事件が1月に起こった。ネット広告の荒廃は収まるどころか悪化し、ページをふさぐ信じられない形式の広告が普通に見られるようになった。総務省の有識者会議「デジタル空間における情報流通の諸課題への対処に関する検討会」を通じて具体的な対策が期待される。
そして第2位はこちら!
1月に根岸豊明氏の著書「テレビ局再編」が出版された。札幌テレビで社長・会長を歴任した、つまり業界の内側からの目線による論が世に出たことに驚いた。そして11月には札幌テレビ、中京テレビ、読売テレビ、福岡放送の4社の経営統合が発表された。「テレビ局再編」は本のタイトルから現実になったのだ。この持ち株会社FYCS(フィックス)ホールディングスは来年4月の誕生だが、その先にあるシナリオも気になるところだ。アンケートでは3つを選んだ理由なども書き込んでもらったが、この経営統合についてディープなコメントがあったので、共有しておきたい。