10月31日、SSKセミナー「ネット広告:企業の課題、メディアの問題」開催!

ネット広告をテーマにしたセミナーのお知らせです。サポートメンバーの皆さんには料金の割引があります。
境 治 2025.09.04
サポートメンバー限定

年に一回程度、新社会システム総合研究所の依頼で有料セミナーを企画している。今年はネット広告問題をテーマに、素晴らしい登壇者の方々にパネリストをお願いできた。10月31日14時から開催し、価値あるディスカッションになると思うのでぜひみなさん参加していただきたい。

なかなか解決しないネット広告の問題は、広告主の経営課題に

ネット広告の問題は2010年代から言われてきたが、改善するよりむしろ悪化している。私は前々からこの問題を訴え、書籍も出版した。だがいっこうに事態は良くならない。

先日もTBSメディア総研が運営する「調査情報デジタル」でこのような記事を書いた。

フジテレビからCMを撤退した企業が、ネット広告では読者を困らせている。同じようにコンプライアンス上の問題なのではないか。そんな趣旨だ。ここでも取り上げているが6月に総務省が「デジタル広告の適正かつ効果的な配信に向けた広告主等向けガイダンス」を発表した。

このガイダンスが画期的なのは、ネット広告の問題を広告主企業の経営層に訴えていることだ。解決するためには広告主が指示を出す必要があるが、予算内でパフォーマンスを求められる広告担当部署には決められない。経営陣が、コンプライアンス上の問題があると認識し、悪質なネット広告を排除するよう命令する必要があるのだ。

企業経営者にも理解してもらえるセミナーで解決を訴える

10月31日のセミナーでも、ネット広告の品質悪化をメディアなど業界内の問題にとどめず、広告主の上層部に認識してもらうことを大きな目標に据えている。そのために、分野の違う3名のパネリストをお招きする。

電通デジタルの馬籠太郎氏は、業界の内側からネット広告の課題を訴えてきた。アドネットワークやDSP、SSPの仕組みなどを解説していただき、どこに問題が潜むのかを噛み砕いてもらう。

慶應義塾大学の水谷瑛嗣郎准教授は総務省ガイダンス作成の議論に有識者として参加していた。どのような議論で作成されたかを解説していただく。

パナソニック コネクト株式会社CMOの山口有希子氏はネットマーケティングにも精通し、日本アドバタイザーズ協会のデジタル委員長として業界を啓発してきた。広告主の立場でネット広告の問題が経営課題になっていることを訴えていただく。

前半で3名の登壇者にショートプレゼンをお願いし、後半ではみっちりディスカッションしてもらう構成だ。質疑の時間も儲けるので、ぜひ議論にご参加を。なお、このセミナーは会場参加及びアーカイブ視聴で、ライブ配信はない。ぜひ会場においで願いたい。

SSKセミナーは価格が高いが、サポートメンバーには割引料金を設定してもらったのでどうぞご活用ください。

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